こんにちは。皆さんは「主権者教育」という言葉を聞いたことがありますか?「シティズンシップ教育」や「市民性教育」などと呼ばれることもあります。
今日は「主権者教育」の言葉の定義について確認します。
一言で言うと…
私はいつも「主権者教育」を「みんなのことをみんなで考える教育」だと説明しています。
例えばみんなで使うグラウンドの使い方について子どもに考えさせることも主権者教育です。
文部科学省の定義では
文部科学省の資料では主権者教育は「主権者に求められる力の要請」と表現されています。
その目的については「単に政治の仕組みについて必要な知識を習得させるにとどまらず、主権者として社会の中で自立し、他者と連携・協同しながら、社会を生き抜く力や地域の課題解決を社会の構成員の一人として主体的に担うことができる力を身に付けさせること」と説明しています。
(引用元:文部科学省「主権者教育の推進に関する検討チーム」中間まとめ~主権者として求められる力を育むために~)
そもそも「主権者」とは?
goo国語辞書によると「国家の主権を有するもの」「明治憲法での天皇、日本国憲法下での国民」だそうです。
この定義だけを見ると18歳以上が主権者、日本人だけが主権者、と見ることもできます。
しかし文部科学省の主権者教育の目的には「社会の構成員の一人として」とあることから、社会の構成員、つまり社会に生きる人全員「主権者」ということができるのではないでしょうか。
主権者教育の目的
家族や学校、地域といった社会からの影響をまったく受けずに生きている人はいません。
また、人はみんな存在しているだけで何らかの影響を社会に与えています。
自分が社会から受けている影響を理解すること。
自分が社会に与えている影響を理解すること。
どのような社会になってほしいか考えること。
自分自身はどんなことができるか考え行動しようとすること。
主権者教育は「民主主義社会のための教育」と言い換えることもできると思います。
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