主権者教育

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ウクライナ問題を学校でどう教えるか?教師が抱える葛藤とは?

2022年2月24日にロシアがウクライナに侵攻したというニュースを聞いた時、正直私はぴんと来ていませんでした。 「え、ロシアがウクライナを侵攻した?どういうこと?戦争が始まったということ?重大だけど遠い問題にも思えるこの事態に自分は...
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【書評】現代アメリカ貧困地域の市民性教育改革

古田雄一著『アメリカ貧困地域の市民性教育改革』(2021年、東信堂)を読んだ感想を書きます! どんな内容の本? これまでの日本での市民性教育研究では「どんな社会科の授業を行えばよい市民を育成できるか」といった研究が比較的多くな...
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主権者教育・シティズンシップ教育・社会科教育をもっと学びたい人におすすめな研究会11選

私が現時点で入っている研究会を主観的に紹介します。 特におすすめなのは「7.日本シティズンシップ教育フォーラム(J-CEF)」と「10.オンライン社会科・公民科研究会」です。 他にもおすすめな研究会があれば教えてください! ...
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『〈私〉時代のデモクラシー』を読んで考えた教育観

今回は、『〈私〉時代のデモクラシー』(宇野重規、2010)をもとに私が整理し直した社会科授業の理念と、学級経営の理念を書きたいと思います。 本書は今から10年以上前の時代(民主党政権)に書かれた本ですが、私がこれまでなんとなく考えて...
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「自己責任」を盾に「教育課程からの排除」を正当化する学校の現実

タイトルの言葉は、『公教育としての学校を問い直す』(日本教育方法学会議、2020年)の本の引用です。 この本を読んで思ったのは、学校はとても窮屈な空間だということ。 第Ⅰ部の第4節「なぜ理由もなく学校に行けないのか」で衝撃的だ...
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【書評】みんなの「わがまま」入門

今日は富永京子さんの『みんなの「わがまま」入門」(左右社、2019年)を読んだ感想を紹介します! わがままを言いにくいのは、みんなが共通としてもっている文脈がないから 印象に残ったのは以下の文章です。 「たとえ苦しみを抱...
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「社会的結束」を目指すカナダの多文化共生教育とは?

今日は坪田益美の論文を3本読み学んだこと、考えたことを簡単にまとめます。 ≪読んだ論文≫・坪田益美(2009)「多元社会カナダにおける社会的結束に取り組むシティズンシップ教育―アルバータ州社会科の「多様性の調整」に着目して―」日本社...
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松岡亮二(2019)『教育格差』を読んで

Twitterライブで『教育格差』について話しました! Twitterライブの内容も踏まえて考えたことを簡単にまとめたいと思います。 教育格差の「格差」ってなに? 教育格差と聞くと、塾に行く機会、ミュージカル...
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なぜ教育のねらいについて語ること「エイムトーク」が重要なのか?

教師はゲートキーパーである 日本には学習指導要領で何を教えるか決められているため、カリキュラムを大幅に変更することはできません。 かといって、教師は標準化されたカリキュラムを疑いなく伝達するだけの存在だというわけでもありません...
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【書評】マックス・ウェーバー著『仕事としての学問 仕事としての政治』を読んで

マックス・ウェーバー著、野口雅弘訳(2018年)『仕事としての学問 仕事としての政治』(講談社学術文庫)を読んで学んだこと、考えたことをまとめます。 政治家の名誉とは マックス・ウェーバーは「リーダーシップをとる政治家の名誉...