大学院(修士)の修了を目の前にして、過去の自分にアドバイスできるなら、、、と思いながら、つらつら書いていこう思います。
大学院での研究を頑張りたい人に何か参考にしてもらえればうれしいです。
研究法の本を読もう
私は最初いくつか論文を読んでイメージをつかんだあと、「なんとなく」の方法でインタビュー分析をやろうとしていました。そしたら先輩に「自己流で研究するな!w」と怒られてしまいました。
また、卒論でやった調査を論文にして雑誌に投稿しようとしたとき、査読の先生から「調査方法が不適切です」と言われてしまいました。調査内容の解釈はあとからでもできますが、やった調査をやり直すことはできません。
ぜひ、研究法、調査法、分析法の勉強をしてほしいなと思います。
例えば以下の本がおすすめです。
修士に進むことを考えている人は、雑誌に投稿すると思って卒論を書こう
卒論を書き上げるだけでも大変なことですが、修士に進学する人は卒論でやった研究を雑誌に投稿することを目標に卒論を書いてほしいなと思います。
というのも、修士では「成績のよかった」人は奨学金返還免除になるのですが、一番ポイントが高いのが「雑誌に論文を投稿する」ということなんです。
しかし、私は前述したように、先行研究の整理や調査方法などちゃんとやらないまま調査をしてしまったのでよい論文を書くことができませんでした。
心のどこかで「初めて書く卒論だから、とりあえず書けたらいいか」と思っていたのですが、修士に進学してから初めてどこまでの質が求められるのか理解し、後悔しました。
【参考】
奨学金返還免除を目指す人はその条件と書類提出締め切り期限を確認しよう
これはそのままですが、奨学金を借りる時点でよく書類を読んで、同じように借りている先輩に話を聞いて、計画的に進めてください。頑張ればチャンスはあります。でも私は諸事情あってそのチャンスを逃してしまったんです…。今まで生きてきた中で一番といってもいいくらい悔しい出来事でした😭
大学院は複数見学して先輩と直接話して決めよう
大学院は学部と違ってどんな大学院があるのか、どのように違うのかわかりにくいですよね。
候補の大学院が複数あるならその大学院のゼミを見学させてもらい、先生や先輩と話す機会をつくることをおすすめします。
大学院によって何が求められるのか、どんな雰囲気か、どんな良い点や課題があるのか、結構違います。
【参考】
研究は毎日少しずつでいいから手をつけよう
大学院生は研究ばかりを毎日しているイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。授業は普通に多いし、就活や教員採用試験もあります。
気を付けないと、「今月研究に手をつけていないな」なんてことになりかねません。
毎日数十分でいいので、研究に関するファイルをPCで開けることを心掛けられるとよいでしょう(そういう私はいまだにできていない)。
今週末に先輩に見てもらう!など 、アウトプットの日を決めることもおすすめです。
【参考】
どうしても間に合わせないといけない期限があるときは指導教員の先生に何回も連絡しよう
「指導教員が忙しく、メールの返信が来ない」というのは結構どの大学でも「あるある」だそうです。
できるだけ早く返信がほしいなと思う場面はいろいろあると思いますが、特に注意が必要なのは調査研究の前にやる「研究倫理審査」です。遅くとも調査の3週間前には提出が必要なので、先生に頑張ってお願いしましょう。
頼れる人をたくさん見つけよう
研究は研究初心者の自分ひとりではできません。そして、指導教員の先生も忙しい場合が多いのでいつでも丁寧な指導をしてもらえるわけではありません。
大事なのは、いろんな人に研究の相談をすることですが、その重要性を頭ではわかっていてもなかなか他人に相談できる人はいません。
【他人に研究を相談しにくい理由】
①自分の研究のできてなさを人に見せるのが恥ずかしいから
②何を相談したらいいのかわからないから
③卒論修論の書き上げ期に相談しようとすると読んでもらう文章量が多すぎて申し訳ないから
④期日が迫っていて相談する余裕がないから
⑤相談したい相手は忙しそうだから
本当に相談したいときに相談できるように、普段から書いている途中の研究を見てもらうようにしましょう!!(大声)
教育系、社会学系、インタビュー調査系の研究はべっきに相談してもらってもOKです!
学会やオンライン勉強会に積極的に参加しよう・発表しよう
同じ研究室に似た問題意識を持っている人がいない場合もよくあります。
他の大学で関心が近い人も探す意味でも、積極的に学会やオンライン勉強会に参加することはおすすめです!ぼーっとしていると申込期限が過ぎてしまうのでこまめにチェックしましょう。
また、修士の2年間の間で1度は研究を学会で発表することを目指せるとよいと思います。発表するとなると研究も頑張れるかもしれません。
【参考】
修士の2年間はすぐ終わるので、後悔のない時間を過ごしてくださいね!
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