教採面接対策の基本

大学院生生活

多くの人がそうなんじゃないかと思いますが、筆記試験対策を優先してしまうと、面接対策はなかなか手を付けられないですよね。

私は大学の教採対策セミナーに参加したり、YouTubeで面接対策のための動画を見ることから始めました。

面接の基本的なポイント

大学の教採対策セミナーで学んだ、面接の基本的なポイントは、理想とする教育をどのように実現したいと考えているか、具体的に、かつ、端的に伝えることです。

質問をされたらまず答えのキーワードを考え、結論から話します。そして最初に言った結論の根拠となる理由、具体的、経験を話します。一文一文を短くして話した方が、よく伝わります。

実際に答えを考えてみる

今回は5つの質問に対して答えを実際に考えてみました。

(アドバイスがあればぜひください・・・!)

①1分程度で自己アピールをしてください。

キーワード「社会科教育の専門性」「リーダーシップ」

私が一番アピールしたいことは社会科教育の専門性です。私は学部2年生の時から社会科教育学のゼミに所属し、大学院までの5年間、なぜ社会科を学ぶ必要があるのか、どのような授業が自立した市民の育成に求められるか、といったことを研究し、学会等でも発表してきました。自分の中で考えるだけでなく、実際に茨城県常総市に出向いて防災のための授業をつくる教材研究を行ったり、実際に学校に出向いて選挙など政治参加について教える出前授業を行うなど、実践的な取り組みも行ってきました。

私が他に誇れることはリーダーシップです。大学では、チアリーディング部や主権者教育を推進する学生団体、母子生活支援施設でのボランティアなど、様々な場面で、リーダーを務めてきました。教員になっても、リーダーを務めてきた経験を活かして学級・クラスというチームの中で生徒一人ひとりの存在を大切にできる教員になりたいです。

②あなたはどんな教員になりたいですか

キーワード「どんな生徒にも居場所をつくってあげられる教師」

私は、どんな生徒にも居場所をつくってあげられる教員になりたいです。例えば学級ではみんなが仲良くなる必要はないと思っています。しかし、自分はここにいても大丈夫だな、他の人に必要とされているな、と思ってほしいです。そのためには、生徒同士の話し合いの場を積極的に設け、自分の意見を聞いてもらえる実感が持てる、自分の居場所を感じられるような工夫がしたいです。

また、社会科の授業では、社会科が苦手な生徒にも授業の中に居場所を感じられるようにしたいです。もちろん知識理解も大事なのですが、理解が十分でなくても、社会の問題に対して自分の意見を持つことが民主的な社会にとって大事なんだよと伝え、社会科を学ぶ意義を理解させるとともに、社会科の授業の中で居場所を感じてもらえるようにしたいです。

③あなたはどんな生徒を育てたいですか

キーワード「自立した生徒を育てる」「SOSを出せる」

私は、自立した生徒を育てることができる教員になりたいです。学級活動や委員会活動の場面では、あれもこれも先回りして生徒の活動を助けるのではなく、課題に自ら立ち向かえるように支援していきたいです。

社会科の授業では、社会の課題を自ら見つけて、どうすれば解決できるのか考えることができるような生徒を育てたいです。また、私は「自立した生徒」というのは、完全になんでも一人でできる生徒だとは思っていません。困ったときにSOSを出して周りの友達や教員に頼ることができるように促していきたいです。

④あなたが人と話をするときに気を付けていることは何ですか

キーワード「相手の意見を聞くこと」

私が人と話をするときに気を付けていることは相手の意見をきちんと聞いて理解することです。私は自分の意見を話すことは比較的得意なのですが、ずっと相手の話を聞くことが苦手でした。

大学院に行ってから、研究の発表者の話をよく聞かないと、相手の研究に対して的を射る質問ができないことに気づき、相手の言っていることを深く理解する訓練をしてきました。今では普段の会話でも、相手がどのような論理のもとに意見を言っているのか注意深く聞き、その上で自分の意見を言うように気を付けるようにしています。

⑤あなたが苦手なことは何ですか

キーワード「話を聞くこと」「生徒にも配慮」

私が苦手なことは人の話を集中して聞き続けることです。話を聞いているつもりでも、気づいたら聞いていなかった、といった経験が何度かあります。対策として、メモを取りながら話を聞くこと、話を聞く前に聞きたいことを決めておくことを心掛けてきました。

私が教員になったら、自分が集中して話を聞けるよう工夫するだけでなく、私のように、集中して話を聞くことが難しい生徒。耳から情報を受け取ることが難しい生徒、逆に、目から情報を受け取ることが難しい生徒がいることなどを想定して、伝え方を工夫したいです。

Follow me!

コメント

タイトルとURLをコピーしました